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2025-12-08

12月のさまざまな和風月名

師走
12月の和風月名は「師走」ですが、師走以外にも、実はたくさんの呼び名があります。どれも一年の終わりをやさしく、しみじみと表した言葉たちです。

「極月(ごくげつ)」は“終わりが極まる月”という意味で、ようやくここまで来たなぁという気持ちに寄り添う名前。

「限りの月」は、この一年もいよいよ“限り”の時を迎えるという、どこか名残惜しい響きがあります。
古い年を払い除く「除月(じょげつ)」は、心を整えて新年を迎えたい気持ちをやさしく後押ししてくれる呼び名。

「年積月(としつみづき)」は、月日が積み重なっていく様子をあたたかく映す言葉で、「年世積月」も同じく穏やかな響きです。

新しい年=春の訪れを待つ「春待月(はるまちづき)」は、少し先の明るさを思わせる愛らしい名前。

そして「年満月(としみつづき)」は、一年の思い出がぎゅっと詰まった、満ち足りた月を表しています。

旧暦と現在、季節のズレはありますが、
どの呼び名にも、年の瀬ならではの優しさと温かさが感じられますね。

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